6月議会前の委員会

6月18日、本日より来週から始まる6月議会に向けた委員会が開催されました。
私からは、先般ハロープロジェクトに参加させてもらった事を踏まえ、広島県の訪日外国人対応について以下の点を質疑しました。
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広島駅における訪日外国人対応について
コロナ禍以降、訪日外国人が大幅に増加しています。広島駅ではミナモアの開業や、8月3日からの広電の駅乗り入れ開始により、今後さらに外国人観光客の往来が増えると見込まれます。
しかし現在、観光案内所は北口にしかなく、また新たに開設された交通案内所(広電付近)についても外国人への案内体制はまだ不十分です。
今後の対応強化や、関係団体との連携の必要性を訴えました。
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ハラル・ビーガン対応について
世界には約16億人のイスラム教徒がいると言われており、日本への訪問者も年々増加しています。
その一方で、広島県内ではハラルやビーガンに対応した飲食店が少ない、また情報がわかりづらいという声をいただいており、その点について質疑しました。
県としては、ハラル対応に関する研修や研究の成果により、対応店舗が10店舗増加した実績があること、Googleマップを活用した周知を進めていることなどが答弁としてありました。
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礼拝スペース(Prayer Room)の整備について
現在、広島空港や平和記念資料館などには簡易的な礼拝スペースがありますが、訪日外国人の滞在時間や動線を考慮すると、より多くの施設への設置が必要です。
行政・観光協会・民間施設が連携して、今後の整備を進めるべきだと強く訴えました
特に今後は、インドネシア、マレーシアをはじめとする中東アジアやイスラム系マーケットの増加が見込まれ、事前の対策が重要です。
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ちなみに、AIに広島県の観光について尋ねたところ、提案されるモデルコースではどこに行くにも「ハラル対応」や「礼拝スペースの有無」が必須条件として組み込まれているのが印象的でした。
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まとめ
訪日外国人観光客、特にムスリム観光客のニーズにしっかりと対応していくことは、今後の観光政策において極めて重要です。
現場の声をしっかりと拾いながら、引き続き改善に取り組んでまいります。
モデルコース(3泊4日)
■ Day 1:広島市内(歴史と平和)
• 午前:広島空港到着 → ハラル対応タクシーまたは送迎車
• 昼食:ハラル対応レストラン(例:ハラールデリ&カフェ)
• 午後:原爆ドーム、平和記念公園・資料館(英語・アラビア語パンフレット配布)
• 夕方:広島城・縮景園
• 夕食:ホテル内ハラル対応料理 or 弁当対応
• 宿泊:ムスリムフレンドリーホテル(簡易礼拝室、キブラマーク)
■ Day 2:宮島(自然・文化体験)
• 朝:ホテルで朝食(ハラル食対応)
• 午前:フェリーで宮島へ、厳島神社見学
• 昼食:ハラル対応海鮮 or ベジタリアン御膳
• 午後:紅葉谷公園・ロープウェイで弥山(自然体験)
• 夕方:フェリーで戻り、ショッピング(紙製品・伝統工芸)
• 夜:礼拝後、和食風ハラルディナー
• 宿泊:市内同ホテルまたは温泉旅館(ムスリム対応強化)
■ Day 3:呉 or 尾道(興味特化)
• ① 呉コース:大和ミュージアム → 海上自衛隊展示(男性人気)
• ② 尾道コース:寺院街道と坂道観光、しまなみ海道サイクリング(女性や若年層向け)
• 昼食:お弁当対応(要ハラル)
• 夕方:アウトレットやAEONモールでお土産・礼拝所利用
• 夜:送別ディナー(ライブキッチン型など)
■ Day 4:空港移動・出国
• ホテルチェックアウト → 空港へ
• 空港内礼拝室・お土産・ラウンジ
• ハラル軽食・テイクアウト案内
• 広島空港 → ドバイ/アブダビ便へ(関空経由など)



